飲食店向け 一般衛生管理の手順書
一般衛生管理の手順書は、毎日の衛生管理を「誰がやっても同じになる」ようにするための文書です。衛生管理計画が何を管理するかを決めるものであるのに対し、手順書はどうやるかを書くものです。
記録表だけを付けている店は少なくありません。しかし記録は「やったこと」を残すだけで、やり方は伝わりません。人が入れ替わったときに、前の人と同じやり方になる保証がなくなります。
このテンプレートは、業種別手引書で挙げられる一般衛生管理の項目を並べ、いつ・誰が・どうやるか・どうなったら異常かを書ける形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 飲食店で衛生管理の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
衛生管理の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 店舗名
- 作成日
- 食品衛生責任者
- 1 原材料の受入
- 2 冷蔵庫・冷凍庫の温度管理
- 3 交差汚染・二次汚染の防止
- 4 器具等の洗浄・消毒・殺菌
- 5 トイレの洗浄・消毒
- 6 従業員の健康管理
- 7 手洗い
- 8 この手順書の見直し
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 一般衛生管理の手順書 【記入例】 | |
| 店舗名 | ○○食堂 |
| 作成日 | 令和8年4月1日 |
| 食品衛生責任者 | ○○ ○○ |
| 前文 | この手順書は、○○食堂における一般衛生管理の方法を定めたものです。従業員はこの手順に従って作業し、実施した内容を衛生管理… |
| 見出し | 内容 |
| 1 原材料の受入 | 項目・内容 |
| 2 冷蔵庫・冷凍庫の温度管理 | 項目・内容 |
| 3 交差汚染・二次汚染の防止 | まな板と包丁は、生肉用(赤)・生魚用(青)・野菜用(緑)・調理済み用(白)に色で分ける。 |
| 4 器具等の洗浄・消毒・殺菌 | 対象・洗浄・消毒・頻度 |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 9 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- 食品衛生法に基づくHACCPに沿った衛生管理では、一般衛生管理について「衛生管理計画」を作成し、必要に応じて手順書を作成し、実施状況を記録して保存することが求められています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
一般衛生管理の手順書に書く項目
一般衛生管理の手順書に書く項目は、次のとおりです。
| 項目 | 主に見るところ |
|---|---|
| 原材料の受入 | 期限・温度・包装の状態 |
| 冷蔵・冷凍庫の温度管理 | 庫内温度の確認 |
| 交差汚染・二次汚染の防止 | 器具の使い分け、保管の順序 |
| 器具等の洗浄・消毒・殺菌 | 洗い方と消毒の方法 |
| トイレの洗浄・消毒 | 頻度と担当 |
| 従業員の健康管理 | 体調と手指の傷 |
| 手洗い | タイミングと方法 |
手順は「いつ・誰が・どうやるか」の3つで書く
手順書が使えるものになるかは、いつ・誰が・どうやるかの3つが揃っているかで決まります。 「清潔にする」だけでは、人によってやることが変わります。
「営業前に」「調理担当が」「中性洗剤で洗い、アルコールを噴霧して自然乾燥」と書けば、誰がやっても同じになります。新人に教えるときも、この紙を渡せば済みます。
異常があったときにどうするかも、必ず書いてください。温度が高かったとき、期限が切れていたとき、体調が悪い人が出たとき。この3つは必ず起きます。
手洗いは、タイミングを列挙する
手洗いの手順書でよくあるのは、洗い方だけを書いて、いつ洗うかが抜けているものです。タイミングを列挙するほうが、洗い方より効きます。
トイレの後、生肉や生魚に触れた後、盛り付けの前、金銭に触れた後、清掃の後。この5つは最低限入れてください。
洗い方は、時間と回数で書きます。「石けんで30秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐ。これを2回」というように数字で書くと、短く済ませることを防げます。