飲食店向け 開店・閉店チェックリスト
開店・閉店チェックリストは、毎日繰り返す準備と片づけを、決まった順番で確認するための表です。
ガスの元栓、冷蔵庫の扉、火の始末。どれも当たり前のことですが、閉店時は疲れているうえに、日によって担当者が変わります。
このテンプレートは、作業の順番どおりに項目を並べ、上から下へ確認していける形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 閉店時の火の始末を確実にしたい方
- 担当者が変わっても同じ手順で回したい方
- 厨房機器の不調に早く気づきたい方
どのような場面で使いますか
1日1枚、開店前と閉店後に使います。閉店の最後に「火気の再確認」を置くと、抜けが防げます。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 区分
- 確認する内容
- 確認
- 数値・状態
- 異常があった場合の内容と対応
- 担当
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 開店・閉店チェックリスト 【記入例】 | ||||||
| 店舗名 | ○○食堂 | |||||
| 日付 | 2026年8月29日(土) | |||||
| 確認の付け方と、異常があったときにすること(始める前に読む) | ||||||
| ○ 問題なし … 次の項目へ進む。 | ||||||
| △ 直して開けた … その場で直してから開店・閉店する。内容を「異常があった場合の内容と対応」に書き、責任者に伝える。 | ||||||
| × 直らない … 開けない、または閉めない。すぐ責任者へ連絡する。冷蔵庫・ガス・火気に関わるものは必ず×にする。 | ||||||
| ×のときに開店を止める判断は、その日の担当がしてよい。止めた人を責めない。 | ||||||
| 営業しながら直すものは、誰がいつまでに直すかを書く。「あとで」と書かない。 | ||||||
| 前日の×が残っている日は、その項目から確認する。責任者は空欄と×だけを見る。 | ||||||
| 区分 | No | 確認する内容 | 確認 | 数値・状態 | 異常があった場合の内容と対応 | 担当 |
| 開店 | 1 | 冷蔵庫・冷凍庫の温度を確認する | ○ | 冷蔵4度/冷凍-19度 | 長谷川 | |
| 開店 | 2 | ガスの元栓を開け、コンロの点火を確認する | ○ | — | 長谷川 | |
| 開店 | 3 | 換気扇・空調を入れる | ○ | — | 長谷川 | |
| 開店 | 4 | 手洗い用の石けん・消毒液の残量を確認する | ○ | — | 長谷川 | |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A3に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A3印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 16 KB |
| 更新日 | 2026年9月15日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。店舗名・日付・開店担当などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A3印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
開店前に確認すること
開店前に確認することは、次の5つに分かれます。
| 分類 | 確認すること |
|---|---|
| 設備 | 冷蔵庫の温度、ガス、給湯、換気、照明、空調 |
| 衛生 | 手洗いの用意、消毒液、清掃の状態、トイレ |
| 食材 | 仕込みの状況、在庫、当日の品切れ見込み |
| 客席 | テーブル、椅子、メニュー、調味料、卓上の備品 |
| レジ | 準備金、釣銭の金種、端末の起動 |
冷蔵庫の温度を開店前に見ます。夜間に止まっていた場合、朝の段階で気づけると被害が小さく済みます。
閉店後に確認すること
閉店後に確認することは、火気と戸締まりが中心になります。
- 火気 … ガスの元栓、コンロ、フライヤー、オーブンの停止
- 電気 … 不要な照明、厨房機器の停止(冷蔵庫は除く)
- 水 … 蛇口の締め、給湯器の停止
- 衛生 … ごみの搬出、清掃、翌日の仕込みの保管
- 金銭 … レジ精算、売上金の保管
- 戸締まり … 裏口、窓、シャッター、施錠
ポイントはここです。1つ目は最後にもう一度確認する形にしている店が多くあります。順番の最後に「火気の再確認」を置いておくと、抜けが防げます。
担当者を残す
チェックリストは、誰が確認したかを残す形にすると効果が上がります。
実務では、次の形にしている店が多くあります。
- 開店と閉店それぞれに、担当者の欄を置く
- 項目ごとの印は、確認した本人が入れる
- 責任者が翌日に目を通す
3つ目を運用に入れると、抜けがあったときに気づけます。書かれていない日が続く場合は、リストの項目が多すぎる可能性があります。
異常があったときの記録
チェックの過程で異常が見つかった場合、その内容と対応を残す欄を持たせておくと、次につながります。
一般には、次の内容を残しています。
- 何が異常だったか
- その場でどうしたか
- 誰に連絡したか、いつ対応する予定か
厨房機器の不調は、放置すると営業に影響します。気づいた時点で記録に残しておくと、修理の手配が早くなります。
この様式では、下に「異常があったときの記録」を置いています。気づいた内容、開店・閉店をどうしたか、誰にいつ連絡したか、対応の内容と対応日、確認者と元に戻した日までを1行でたどれます。
直らなかったとき、開けていいのか
開店前にいちばん困るのがここです。冷蔵庫が冷えていない、コンロが点かない。開けるのか、遅らせるのか。
この様式では、確認の付け方を表の中(見出しの上)に置いています。
| 確認 | 状態 | そのときすること |
|---|---|---|
| ○ | 問題なし | 次の項目へ進む |
| △ | 直して開けた | その場で直してから開ける。内容を書き、責任者に伝える |
| × | 直らない | 開けない・閉めない。すぐ責任者へ連絡する |
冷蔵庫・ガス・火気に関わるものは、直らなければ必ず×にします。この3つは、開けてから困っても取り返しがつきません。
×のときに開店を止める判断は、その日の担当がしてよい、と決めておきます。店長に連絡がつかないときに止められないと、判断が遅れます。止めた人を責めない形にしておきます。
よくある質問
項目はどのくらいの数が適切ですか。
開店と閉店それぞれ15項目程度に収めている店が多くあります。多すぎると形だけの確認になります。安全に関わるものを優先して残す形が現実的です。
紙とアプリのどちらがよいですか。
確認した時刻が自動で残る点では、アプリに利点があります。厨房では手が濡れていることが多いため、紙のほうが続く店もあります。実際に運用してみて、続く方を選ぶ形が確実です。