飲食店向け 月次売上管理表テンプレート
月次売上管理表は、1か月の売上を日別に並べて、月の着地を見るための表です。
売上日報が1日ぶんを詳しく残すのに対して、この表は1か月を横に見ます。目標に対してどこまで来ているか、残りの日数で届くかを判断するためのものです。
このテンプレートは、累計と目標との差を出し、原価率と人件費率まで並べたものです。月末に締めてから足りないと気づいても、その月に打てる手はもうありません。
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このテンプレートは誰向けですか
- 月の途中で着地を予測したい方
- 目標に対する進み具合を毎日見たい方
- 数年ぶんの季節の波を残したい方
どのような場面で使いますか
月ごとに1枚使い、日報から数字を転記します。累計と目標の差を日ごとに出す形です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 日付
- 曜日
- 天候
- ランチ(円)
- ディナー(円)
- 売上計(円)
- 客数
- 客単価(円)
- 累計(円)
- 累計目標(円)
- 差(円)
- 人件費率
- 備考
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 月次売上管理表 【記入例】 | ||||||||||||
| 店舗名 | ○○食堂 | |||||||||||
| 対象月 | 2026年8月(営業日数27日) | |||||||||||
| 日付 | 曜日 | 天候 | ランチ (円) | ディナー (円) | 売上計 (円) | 客数 | 客単価 (円) | 累計 (円) | 累計目標 (円) | 差 (円) | 人件費率 | 備考 |
| 8/3 | 月 | 晴 | 168,200 | 221,400 | 389,600 | 228 | 1,709 | 389,600 | 380,000 | +9,600 | 13.8% | |
| 8/4 | 火 | 曇 | 155,700 | 198,300 | 354,000 | 212 | 1,670 | 743,600 | 760,000 | -16,400 | 14.5% | |
| 8/5 | 水 | 雨 | 128,400 | 176,200 | 304,600 | 184 | 1,655 | 1,048,200 | 1,140,000 | -91,800 | 16.2% | 終日雨。客数が落ちた |
| 8/6 | 木 | 晴 | 162,900 | 208,700 | 371,600 | 219 | 1,697 | 1,419,800 | 1,520,000 | -100,200 | 14.1% | |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 15 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。店舗名・対象月・月の売上目標などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
月次売上管理表に載せる項目
月次売上管理表に載せる項目は、次の5つです。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 日別の売上 | ランチ、ディナー、合計 |
| 日別の客数 | 客数、客単価 |
| 累計 | 売上の累計、客数の累計 |
| 目標 | 月の目標、累計の目標、差 |
| 比率 | 原価率、人件費率、その合計 |
累計と目標の差を日ごとに出します。月末に集計してから足りないと分かっても、打つ手がありません。
月の途中で着地を見る
月次売上管理表の目的は、月の途中で着地を予測することです。
実務では、次の計算をしている店が多くあります。
- 現時点の累計を、経過した営業日数で割る(1日あたりの平均)
- 平均に、その月の総営業日数を掛ける(着地の予測)
- 目標と比べる
ポイントはここです。曜日の並びによって、月ごとに土日の数が違います。単純な平均では精度が落ちるため、曜日ごとの平均を使って予測している店もあります。
原価率と人件費率を並べる
飲食店では、食材費(Food)と人件費(Labor)を合わせた比率を目安として使うことがあります。この2つは、店の利益にもっとも影響する費用です。
一般には、次の形で管理しています。
- 原価率は、仕入と棚卸から月次で出す
- 人件費率は、日別に概算を出して積み上げる
- 2つの合計を、目標の範囲に収まっているか見る
日別に原価を出すのは難しいため、原価率は月次、人件費率は日別、という組み合わせにしている店が多くあります。
天候と曜日を並べる
月次の表に天候と曜日の列を持たせておくと、数字の読み方が変わります。
雨の日は客数が落ち、連休は増える。この当たり前の変動を記録に残しておくと、翌年の同じ月の計画を立てるときの材料になります。
数年ぶんの月次表がそろうと、季節の波が見えるようになります。仕入れの計画やシフトの組み方を、経験ではなく記録で決められるようになります。
月次の数字を翌月の計画に使う
月次売上管理表は、締めたあとに読み返すと翌月の計画になります。
一般には、次の3つを見ている店が多くあります。
- 曜日ごとの売上の差
- 目標に届かなかった週と、その理由
- 客数と客単価のどちらが動いたか
3つ目まで見ると、翌月に打つ手が決まります。客数が足りない月は集客、客単価が下がった月はメニューの構成や勧め方が対象になります。
読み返す時間を、月初の決まった日に置いておくと習慣になります。数字を集めるだけで終わらせない形にすると、表が店の材料として使えます。
よくある質問
目標はどう決めますか。
前年の同じ月を基準にし、席数や営業日数の変化を加味して決める形が広く使われています。開店から1年経っていない店では、直近数か月の平均から置く形になります。
原価率を日別に出すことはできますか。
仕入は日ごとに発生しても、使った量は日ごとには分かりません。日別に出そうとすると精度が落ちるため、月次で棚卸を挟んで出す形が一般的です。